Mother(マザー) | FIELD NOTE|現場から | 執筆:福永直人
FIELD NOTE|現場から #014
2026.09.27 | 介護・福祉・医療・地域連携 | 執筆:福永直人

パンフレットを置くだけの営業に意味はあるのか

担当者に会えなくても、必要な相手のところに必要な情報を残すことには意味があります。営業の基本は、まず「足跡を残す」ことです。

営業の「いろはのい」は、足跡を残すこと

地域連携営業をしていると、訪問先の担当者が不在だったり、忙しくて話す時間を取ってもらえなかったりすることがあります。そんなとき、「パンフレットだけ置いて帰っても意味がないのでは」と思う方もいるかもしれません。

私は、そうは思いません。介護業界に限らず、営業の基本はまず足跡を残すことです。

介護業界では「物理的に資料がある」ことが強い

介護業界は今でも比較的アナログな情報流通が多い業界です。ケアマネジャーの事務所には、さまざまな事業所のパンフレットやチラシが置かれています。

必要なケースが出たときに、「そういえば、こんな事業所があったな」と手元の資料を見返すことがあります。このとき、事務所に資料があるかないかで大きな差が出ます。直接話せなかったとしても、資料がそこに残っていれば、後から見てもらえる可能性があります。

置くだけで意味がないケースもある

ただし、何でも置けばいいわけではありません。最も意味がないのは、そもそも訪問先が対象ではなかった場合です。

サービス内容と関係がない事業所に資料を置いても、有効な接点にはなりません。訪問件数だけを追うのではなく、「誰に届けるか」が大切です。

手書きの一言で印象は変わる

パンフレットやチラシを置くときに、少し工夫するだけで印象は変わります。施設であれば、付箋を貼って「○月○日現在 空き○室」と日付と空き状況を書く。施設以外であれば、担当者名と一言を手書きで添える。

印刷された資料だけを置くより、人の存在が見えます。会えなくても、資料を残す、名前を残す、日付を残す。こうして足跡を積み重ねることにも、地域連携営業の意味があります。

介護業界では、物理的に資料が事務所にあるかないかで大きな差が出る。

FIELD NOTE|現場から 記事一覧へ

執筆者
株式会社メディケアプロモーション
代表取締役 福永直人
FIELD NOTE|現場から
介護・福祉・在宅医療の営業現場で見て、聞いて、考えてきたことを記録するシリーズです。現場で得た一次情報と経験をもとに、地域連携や営業の本質を考えます。