Mother(マザー) | FIELD NOTE|現場から | 執筆:福永直人
FIELD NOTE|現場から #015
2026.09.27 | 介護・福祉・医療・地域連携 | 執筆:福永直人

管理者が自分で営業すると、なぜ続かなくなるのか

管理者が営業を続けられないのは、やる気の問題ではありません。利用者対応、スタッフ教育、事務、現場管理。役割そのものが営業を止めやすい構造になっています。

管理者の仕事は営業だけではない

介護・福祉・訪問医療の事業所では、管理者自身が営業を担当しているケースが少なくありません。しかし実際には、スタッフの教育、問い合わせ対応、事務仕事、現場管理など、その日の状況によって優先すべき仕事が変わります。

営業に出られる日もあれば、急な対応で出られなくなる日もある。つまり、営業活動が安定しにくいのです。

現場では、利用者対応が優先される

管理者が優先すべきなのは、利用者への対応や、すでに紹介をもらっているケアマネジャーとの連携です。こうした仕事は、その場で対応する必要があります。

一方で新規営業は、「今日は行けなくても明日でいい」となりやすい。この積み重ねで、訪問間隔が空き、営業活動が止まります。

外部委託した方がいい営業

定期的な情報提供、継続訪問、パンフレットが切れないように回ること、地域に存在を忘れられないようにする活動。こうした部分は外部委託と相性がいいと考えています。

一定の頻度で決めたエリアを継続して回ることは、管理者が他業務と兼務するより、外部の仕組みとして持った方が安定します。

管理者自身が行くべき営業もある

外部委託によって問い合わせや新しいつながりができた後は、管理者自身が訪問した方がいいと思っています。紹介をいただいたケアマネジャーへお礼を伝える。具体的な相談が始まった相手と直接関係を深める。

広く継続的に接点をつくる部分は外部委託。接点が生まれた後の関係構築は管理者自身。営業を「空いた時間の仕事」にせず、役割分担で止まらない仕組みをつくることが大切です。

広く継続的な接点づくりは外部へ。接点が生まれた後の関係づくりは管理者自身で。

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執筆者
株式会社メディケアプロモーション
代表取締役 福永直人
FIELD NOTE|現場から
介護・福祉・在宅医療の営業現場で見て、聞いて、考えてきたことを記録するシリーズです。現場で得た一次情報と経験をもとに、地域連携や営業の本質を考えます。